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アレ(小説)(エンデリオン) 

今日はアレ(BOT)についての話です。
ミミガーとフキは
『BOT反対』『RMT反対』
です。
まじめにカチーンです。
がんばれネクソン!
「ん~!」
両手を振り上げ、背筋を伸ばした。
空からやわらかい日差しが降り注ぎ、私を心地良くさせる。
「エンデリオンさ~ん」
「はい?」
後ろから声を掛けられ、振り向くと少女が立っていた。
やわらかそうにカールしている髪が、風に揺れている。
「これ、今日とれたの。あげるね」
手に持っていたリンゴを一つ、私に渡してきた。
「まぁ、ありがとう」
腰をかがめ、お礼を言いながら頭を撫でてあげると
恥ずかしそうにはにかみながら、去っていった。
―うん、いい日になりそうだ。



今日はメイブンさんから休みを貰っていたので、外を散歩する事にした。
『外に出歩く時ぐらい、普通の服を着たらどうだ』
などとメイブンさんに言われたが、結局修道服のままだ。
私もどうかな、とは思ったが、いつも着ているせいかこの格好が1番落ち着く。
たまにはオシャレとかしてみようかしら…なんて考えながら歩いていると、
「……」
「……」
「……」
(まただわ…)
3人くらいの青年が、1匹のキツネを追っていた。
服装は皆同じで、手に剣を持っている。
最近、このような光景がティルコネイルあちこちで見られるのだ。
ひたすらキツネを狩り続ける大人…
「なんでみんな、アレにはまっているのかしら?」
確かにキツネの中には、鶏にちょっかいを出したりするものもいるので、追い払ったりするのに、少量の報酬が支払われたりもする。
だが、そんなものは子供がお小遣い稼ぎにする程度で、大人は普通相手にしない。
―少し前までは。
先程、青年達を見かけた場所から少し離れると、また複数の大人が1匹のキツネを囲んでいた。
服はボロボロ、剣も刃こぼれがひどい。それでも文句も言わず無言で『作業』をしつづける。
私には理解出来ない。
今まで何度か声を掛けようとしたものの、どこか不気味で結局出来なかった。
「ん…」
今回も、素通り―
「何するんだよっ!」
「……」
見ると、鶏を襲っていたキツネを追い払っていた子供が例の青年達に無理やりどかされていた。
しかし、少年の方を見向きもせずに、また『作業』に戻る。
「うっ…」
少年は目に涙を浮かべ、青年達を睨む。
―これは、流石に黙っていられない。
「大丈夫?」
子供の肩に手を掛け、安心させる。
「エンデリオンさん…」
私にしがみつき、無言の抗議を上げてくる。
「貴方たち、いい加減にしなさい!」
声を張り上げ、青年達に呼びかける。
怒りで大声をあげたののは久しぶりだ。
だが、
「……」
「……」
「……」
私の声にもまったく反応を返さず、キツネを追う。
「っ!」
我慢できなくなり、彼らのうちの1人の腕をつかみ、こちらを向かせた。
「話をき……」
「……」
言葉が途中で止まる。
手から力が抜け、離してしまった。
青年は、手をつかまれた事にも何も言わず、再び戻っていく。
彼らと合わせた目には、光が無かった。
アレでは死んでいるのと変わらない。
むしろ動き続ける亡者―リビングデッドではないか。
「う…」
急に吐き気がした。
直感的に『アレ』が良くないものだと感じる。
「…いきましょう」
少年を引き連れ、教会に戻る事にした。
今日の出来事をメイブンさんに相談してみよう。

あれだけ晴れていた空はいつの間にか曇り、村には何か異質な風が吹いていた。



おわり
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