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2人で鉱山(後編)(小説)(オリキャラ) 

今日は、後編を投下!!( ´∀`)つ ミ○
最近、鉱石がおいしくありません!!
きのうは、なんと3部屋しかありませんでしたorz
こんなもんなのかなぁ。

では、後編どうぞ。
バンホールに戻って来た俺達は早速バリダンジョンへと向かう事にした。
途中鍛冶屋の前を通ると、フキと同じように製錬や鍛冶をしている者が結構いる。
皆、汗を垂らしながら鉱石やインゴットと対峙していた。
「…鍛冶ってきつそうだな」
「そうだね、大変だけど楽しいよ」
フキの言葉には力が宿っている―本当に楽しいのだろう。
こいつと比べたら、ただ敵を倒し続けるだけの自分の日々が、少し空しく感じられた。
まぁこういうのは性格的に無理そうではある…
「……」
製錬をしている途中に、単純作業に飽きて叫び出しながら逃げる自分の姿が容易に想像出来た。
「ほら、見てよミミガー」
「ん?どうしたよ」
などと考えていると、フキが腕を上げどこかを指差している。
その方向を目で追っていくと、
「……」
「くっ、またにこにこ笑ってやがる…あぁやって僕達修練中の鍛冶師をバカにしてるんだよ」
エイレンが笑いながら喋っていた。
「いや…流石にそれは考えすぎなんじゃ…」
「いや、ミミガーは全然わかってないよ!……修正してやりたい!」
(エイレンとの間でなにかあったんだろうか)
考えるが、まったく答えは出てこない。
「くっ…あの淫売め…」
「ちょ…」
フキがごそごそとカバンを漁り、ハンマーを取り出した所で結構ヤバイ事に気がついた。
「ほら、行くぜ。バリダンジョンにはお前の大好きな鉱石ちゃんが沢山いるさ!」
「ぐっ…離せ、離せよミミガー!」
叫ぶフキをずりずりとダンジョンロビーまで引きずっていく。
喚きながら暴れているが全然弱い―流石、キツネに追いかけられていただけの事はあった。



ロビーにつく頃にはフキも落ち着きを取り戻していた。
ロビーは結構な人で賑わっている。中にはツルハシを何本も装備している者もいた。
フキと同じく製錬のために鉱石を採りに来たのだろう。
「よし、今日は沢山掘るぞ~!」
「へいへい、んじゃまぁ、行こうか」
バリダンジョンなんて久しぶりである。昔はよく自分を鍛えるために潜ったものだ。
ゴブリンは丁度いい練習相手だったのだ。
フキが祭壇に1ゴールドを落とし、俺達はバリダンジョンの中へと消えていった。



『人間、こんな所に何のようだ!』
「鉱石を取りに来たんだよ。そこをどいてくれ」
『どけと言われてどく奴がどこにいる!』
「ふふふ…お前達にはいつも鉱石採りを邪魔されてきたな…だが、今日の僕は一味違うぞ!」
『ナニ!?』
「いくぞ!…先生、やっちゃって下さい!」
「…何普通にゴブリンと会話してるんだよ……」

鉱石を掘りながら奥に進んでいくと、やはりゴブリンに邪魔された。
しかし、こんな奴らに今更遅れはとらない―メイスで一回殴るだけで倒れていく。
フキはゴブリンと出会う度に偉そうな事を言いながら、逃げている。
たまに弓を持った奴に狙撃されると、
「ぎゃーーーーーーーーーーーー!」
叫び、1発で地面に伏していた。
フキの耐久力が激しく気になる。
(そういや学校で体力系の修練はへたれだったなぁ)
そんな感じで順調?に奥へと進んでいくと鉱石が沢山ある部屋についた。
「うおおお、キタコレ!」
「はは…まぁ頑張れ」
フキがツルハシで鉱石を採取し始めたので、俺は火を焚いて少し休憩することにする。
カンカン、という音が部屋に響いた。
「やった、金鉱だ!」
「なんだ、金鉱はいいのか?」
「当たり前だよ!中々採れないのさ~」
フキが採れた金鉱を撫でさすりながら恍惚とした表情を浮かべる。
うへへ、と声まで出していた。もう手遅れかもしれない。
それからはフキが黙々と鉱石の採取を再開し始めると急に眠気が襲ってきた。
(う…やべ…まぁ敵の気配もないし…いいか)
そのまま俺の意識は途切れ―



「…ガー……ミ…ガー…」
何かが聞こえる。
(なんだ…?)
「ミガー…ミミガ~…」
よく聞くとその声は俺を呼んでいるようであった。
(そうだ…俺は)
あのまま寝てしまったのだろう。だとするとこの俺を呼ぶ声はフキの物だ。
鉱石採取が終わったのかも知れない。
重い瞼をこすり、起き上がった。すると―
「…お前何やってんだ」
「ぐ…鉱石を掘りすぎてもう体に力が入らない…」
フキはツルハシを片手に地べたに倒れていた。
傍には限界ぎりぎりまで膨らんだカバンが置いてある。中身は全部鉱石なのだろう。
しかし…
「お前情け無さすぎ…」
「うぅ…ミミガーにはわからないよ、僕にとって鉱石は命の次に大事なのさ…」
「…」
フキが倒れこみながら手を2回叩くと空間からペットの小さなクマが出てきた。
「さぁ、いつも通り頼むよ」
「ギュー!」
クマは紐をフキ体に巻きつけるとを引きずりながら出口に向かって歩いていく。
(いつもなのな…)
「ミミガーはそのカバンを持ってきてくれ~…」
「へいへい」
持ってみるとかなりの重さだった。フキの全てがこの中に入っている―のかもしれない。
そのまま俺達は入り口に引き返していった。



夜になって何とかフキも動けるようになっていた。
今はバンホールで夕食を取っている―当然フキのおごりだ。
「いやー、ミミガーのおかげで色々助かったよ」
「俺はお前のへたれっぷりを再確認したよ」
「ふ…そう言っていられるのも今のうちさ。そのうち『フキ、お前の作った武器は1流だ!どうかこの哀れなミミガーに1振り譲って下さい!』ってなるよ」
「…そこまで行くのにどれだけかかる事やら」
そこからフキは鍛冶の難しさや楽しさ、またエイレンに対する愚痴などを語り始めた。
色々とあるようだが、フキの日常は楽しそうである。
(ま、また今度付き合ってやるかね)
そうしてその日は終わりに向かっていった。



終わり
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