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花(小説)(ネリス) 

わ~。やってしまった。丸々1週間更新なしw。
しかも、いま、木曜日だし・・・・・・。f(^_^;ゴメンナサイ
今週は、ミミガーと連絡取れなくて&マビネタが尽きたwなどの理由で、更新が滞ってしまいました。(でも、いろいろやってたんだよ~。一応・・・・・・ |・-・) |-・;)|・;) |;) |   )
さて、ここら辺で切り替えて、今日は花をUP。
主人公はネリスです。
すごく簡単に言ってしまえば、ネリスが露天殺しのダイアウルフを倒すというお話。(1行で紹介できてしまうってどうよ(TT))
では、いつもどおり注意書き
この小説はMMORPGマビノギの二次創作の小説です。
ここに出てくるキャラクター達はマビノギに出てくるNPCがモデルとなっていますが、ミミガーの脳内で勝手に構成されてますので、実際の設定とは全く関係ありません。
ノベルページは、超筋肉をUPしたので、そちらもどうぞ~。
1st day


「ありがと、ネリスさん!」
「また武器が壊れたらいらっしゃい」

彼女―ネリスは先程武器を修理しに来た少年を送りだした。
ここは都市ダンバートンの一角にある鍛冶屋である。
ネリスはここで武器の販売、修理を仕事としていた。
ダンバートンの近くには、2つのダンジョンがあるので元々冒険者がよく訪ねてきていたのだがそれを考えても最近ここを訪れる者が多いような気がする。
(あんな小さい子まで来るなんて…なにかが起きるのかしら…)
ダンバートンは賑わってる―少し前では考えられない程に。
魔物や動物の凶暴化が関係しているのかもしれない、と考えるが、ただの鍛冶屋である自分に出来ることなどたかが知れている。
(まぁ、きっと誰かがなんとかするわ)
そう思い注文されていた武器の修理を思い出し作業に取り掛かっていると―
「こんにちは、おねぇちゃん」
ワンピースを身に着けた小さな女の子が二つに分けた髪をふわふわと揺らしながら挨拶し、近づいてくる。
彼女は近くに住んでる夫婦の愛娘であり、ネリスを姉のように慕い、よく鍛冶屋に遊びに来ていた。
「あら、どうしたの?今、この剣を直してるから少し危ないわよ?」
ネリスはその子に優しく諭す。女の子は手に持っていた花の束をネリスに見せ、
「これ、おねぇちゃんにあげる!」
そう言って花をぐいぐいとネリスに押し付けてきた。
「まぁ…ありがとう、こんなにたくさん。どうしたの、これ?」
「お外にあるお花畑からとってきたの、いっぱいお花があるんだよ~」
女の子はにへ、と笑いながら嬉しそうに話す。ネリスは表情を緩めて言った。
「そう、でもあんまり遠くにいっちゃダメよ、危ないからね」
女の子は『は~い』と元気に言い、手を振りながら去っていく―
(ふふ…さて、店の前にでも飾っておこうかしら)
思い、花瓶に水を入れて店の前に飾る―店の雰囲気が少し良くなった気がする。
ネリスは気分を良くさせ、仕事を再開し始めた。


2th day


曇天の中、また女の子が尋ねてきた。表情は暗く、沈んでいる。
ネリスは何事かと思い、話しかける。
「どうしたの、元気がないわね」
女の子はぽろぽろと涙を流し始めて
「お花が…ぐしゃぐしゃにされてたの」
そう言うとネリスに抱きついてきた。見ると手に怪我を負って包帯まで巻いている。
優しくあやしながらゆっくりと事情を聞いてみた。
―彼女が言うには今日も昨日と同じく、近郊にある花畑まで遊びにいったのだが、そこには花を踏み荒らしている狼―ダイアウルフがいたらしい。
近くにいるネズミを捕食するためにやってきたのだろうか。
「そう…怪我はどうしたの?」
「ぐすっ……えへへ…怖くて逃げてたら転んで怪我しちゃった…」
女の子は弱々しく笑みを浮かべそう言った。
(…こんなに街の近くにまで現れるなんて…)
普通、動物は人間を恐れて街などには近づかないはず―そう、少し前までは。
「おねぇちゃん…狼を追い払う事ってできないかな…?」
なにか期待するような目で見上げてきた。
「ん…待っていれば街を訪れる冒険者達がきっとなんとかしてくれるわ」
「あ…そう、だね」
しょぼんと女の子がうつむく。何かを期待されているのはわかったが、自分はただの鍛冶屋である。
良い武器は売れても、良い戦いが出来るとは思えない。
昔、少しは剣術や弓術を習ったことがあるが、それでも冒険者に比べれば天と地の差があると思う。
それにたかが花ではないか、そんなもののために自分が発起する必要がどこにある…?
小さな女の子にそう言えるはずもなく、
「ほら、怪我してしまったんでしょ。家に帰って安静にしていなさい」
「うん…またね、おねぇちゃん」
そう言って家に帰らせた。歩んでいく姿には力が無い。
そのまましばらく仕事をしていたが、どうにもさっきから女の子の力無い笑みと、踏み荒らされた花のイメージが頭の中を何度も通り過ぎている。
(きっと、誰かがなんとかするわ)
そう、自分が関わる必要性はまったく無い。
(きっと、誰かがなんとかするわ)
誰だって命は惜しい。
(きっと、誰かがなんとかする)
たかが、花。
(きっと、誰かがなんとか―)
女の子だって所詮は他人。
(きっと、誰かが―)
自分を責める事が出来るの者は―自分しかいない。
(きっと…)
「…くっ…!」
ネリスは喉の奥から声を絞り出す。
―いつの間にか、激しい雨がダンバートンを濡らしていた。


2th day―深夜


持っていくものはこれだけでよいだろうか?背に弓を背負い、手には剣を持つ―武器には事かかない。
今となっては少し前の散々悩んでいた自分が馬鹿らしく思える。
また女の子の笑顔が見れる、という事だけでこれから行う事には十分価値があると思えた。
今だって怖いのは変わらない―だがここで逃げたら何か大切なものを失うような気がする。
それにたかが狼だ、少し凶暴な犬だと思えばいい…。
「その少し凶暴、って所が嫌なんだけど、ね」
自嘲的な笑みを浮かべ、自分に突っ込んでみると少しは気分が楽になった気がした。
頬を両手でピシャンと叩き、気合を入れて、
(行こう―!)
雨が降りしきる中、ネリスは近郊にある花畑まで出向いていった。


虫が鳴き、静けさが漂う闇の中、近くに建っている一つの街灯だけを頼りに目を凝らす―
少し小さめのダイアウルフが花を踏み荒らしながら小動物を追い掛け回しているのが確認できた。
まるで夢見る少女みたいだが、花が泣いている様な気がする。
ダイアウルフだって生きるためにやっている事なのだろうが、そんな事を言ってたら何も出来なくなる。
(エゴだって構わない…)
弓を背から取り出し、矢を手にし、狙いを定めて弓を絞り、
(―当たれ―!)
矢から手を離す。矢は一直線にダイアウルフへと飛んで行き、その頭へと突き刺さった。
『ギャンッ』と一声鳴いたのがその幼いダイアウルフの最後であった。
仕留めたのを確認するため慎重に近づいていく―ダイアウルフは確かに死んでいた。
ネリスは、ほうっ、と息をつき周りを見渡す―殆どの花が踏み荒らされている。
「これは…ひどいわね」
彼女は声を出して呟いた。後でどうにかできるだろうか、と考える。
「…っ!」
と、いきなり足に激痛を感じたので下を見ると、先程のより大きいダイアウルフが、赤い目を光らせ自分の足に噛み付いているのが見えた。
『グルルルル!』
「ぐぅっ…!」
もう片方の足でなんとかダイアウルフを蹴り上げ、無理矢理自分からひき離す。
(しまった…親子連れか…?)
片足が痛くてもうまともに動かない、走ることは無理なようだ。
そう思考している間にもダイアウルフは飛び掛ってきた。
ネリスは横に飛んで雨に塗れた地面を転がり、それを回避する。
敵はあきらめない―やはり先程のダイアウルフは子であったのかもしれない。
自分の子供を殺されて怒らない親はいない―
立ち上がる暇も与えず再度突っ込んでくる。
ネリスは覚悟を決め、地に膝をついたまま腰から剣を取り出し迎撃する事にした。
『ガァルッ!』
「来なさい!」
点と点が交差する――両手に持ち、前に突き出した剣に敵が串刺しになっていた。
口から背中にかけて深々と刺さっている―即死だろう。
「はぁ…はぁ…」
ネリスは肩で息をし、痛む足を無視して立ち上がり、周りをしっかりと確認する。
流石にもう他のダイアウルフはいないようだ。
(癪ね…)
ひとまず最初にでた感想はこれだった。
(馬鹿マヌスにやっかいにならなきゃいけないなんて…)
彼女は泥で汚れた体を引きずり街へと戻っていった。


After several days (数日後)


「おねえちゃん!」
「こんにちは、元気になったのね。」
女の子がはしゃぎながらやってきた。顔は喜びで満たされている。
「えっとね、えっとね、お花畑にいた狼さんがいなくなったの!」
「そう、きっと誰かが追い払ってくれたのね…」
『うんっ』と頷くこの子をみていると自分のした事にも満足感を感じる事ができそうだ。
噛まれた傷はマヌスの治療によって殆ど完治していた。馬鹿とはいえ流石ヒーラーである。
「でも…殆どのお花が倒れちゃってた…」
彼女は少し寂しそうに呟く。自分だって馬鹿じゃない、こういう時のためのアフターケアは考えてあるのだ。
「じゃあ、今からそこに花を植えにいきましょう?」
「え…」
ネリスは微笑を浮かべ、店の奥から花の種を持ってきた。
「で、でもお店はいいの…?」
「今日はもうお店はお休みよ、ほらこんなにたくさんあるもの、今から二人で頑張らなきゃ暗くなるまでに終わらないわ。」
「わぁ…ありがとうおねぇちゃん。いこうよ!」
満面の笑みを浮かべながら手を引っ張ってくる。そう、急かさないで、と言いながら店の看板を【CLOSE】にした。
「さぁ行きましょう。」
晴れ渡る空の下二人は近郊へと赴いていった。



END
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姉さんカッコイイよ!Coolだよ!でも武器こわさないでねf^_^;

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